小学校低学年での入塾で迷うお母さんは、これだけいる
以下は小学校低学年での入塾に迷うお母さんの声です。
- ①塾に入れば成績が伸びるのか心配
- ②塾に入れば勉強が好きになるのか心配
- ③「どれだけの子が塾へ行っているのか?」気になる
- ④「塾がどんなところなのか?」良く分からない
- ⑤家で勉強を見てあげた方がいいのか疑問
- ⑥塾に入れる時期は、いつがいいのか不明
- ⑦学校の勉強についていけるか心配
今回の記事は、小学校低学年で塾に通わせることに「どんな問題があるのか?」教員歴20年の経験がある、この私が徹底的に解説したいと思います。
ぜひ最後まで、この記事を読んでください。
どうして、小学校低学年での入塾で迷うお母さんがいるのか?
なぜ、小学校低学年での入塾で迷うお母さんがいるのでしょうか?その理由は以下の通りです。
- ①「塾」にネガティブなイメージがある
- ②大切なのは勉強だけではないという気持ちがある
- ③「小さいうちから入らせてしまっていいのか?」疑問
順番に解説します。
①「塾」にネガティブなイメージがある
塾に対して、ネガティブなイメージを持たれることがあります。
なぜなら「学校と比較して勉強に特化した場所である」というイメージがあるからです。
たとえば、塾には「遊ぶ時間や給食、体育の時間が設けられていない」ことや、メディアで報道される塾の様子が学習に集中している場面であることが多いため「ひたすら勉強する場所」「徹底的に学習する場所」 といった印象を持たれることが多いです。
このように、塾へのネガティブなイメージにより「通塾させるか?」悩んでいるお母さんがいるのです。
②大切なのは勉強だけではないという気持ちがある
子供の将来のために勉強が必要な時期が来ることは理解しているものの「それは今ではないかもしれない」と感じているお母さんは数多くいます。
なぜなら、勉強の大切さは認識しつつも「それ以上に、様々な経験を子供にさせてあげたい」という思いもあるからです。
たとえば、塾ではなくスイミングやサッカー、ピアノや習字を習わせている家庭も数多くあります。
このように勉強以外の可能性も重視し「もっと多様な選択肢があるのではないか」と考え、入塾をためらわれている保護者の方も少なくありません。
③「小さいうちから入らせてしまっていいのか?」疑問
そもそも「こんなに小さいうちから塾に通わせてしまっていいのだろうか?」と考えるお母さんもいます。
なぜなら「子供は勉強するもの」というより「子供は遊ぶもの」という考えを持っている方もいるからです。
たとえば、塾に通うと友達と遊ぶ時間もなくなってしまいますし、まだその年齢には早いような気もします。
このグラフからも、塾に通わせるのに最適な年齢は中学一年生だと答えている保護者が多いことがわかります。
このように「高学年になってから、または中学生になってからでも、入塾は遅くはないのでは?」という理由で、低学年での入塾を悩むお母さんもいるのです。
キャリア20年の元小学校教師が語る、小学校低学年で入塾させることのデメリット
これまでで、小学校低学年での入塾で迷うお母さんが数多くいるのが分かったと思います。
実はキャリア20年の元小学校教師の私の視点でも、小学校低学年での通塾には以下のようなデメリットが存在します。
- ①疲れてしまう
- ②遊ぶ時間が減る
- ③宿題が増える
順番に解説します。
①疲れてしまう
学校と塾との両立では、子供の疲労度はかなりのものです。
なぜなら、小学校低学年の子は、まだまだ体力が少ないからです。
たとえば、以下のことが例としてあげられます。
- 重たいランドセルを背負っての往復2㎞の通学路
- 学校での気遣い
- 体育の時間
- 休日の遊び
思いっきり元気いっぱいに過ごしている子供たちは「学校だけ」で体力をほぼ使い果たしてしますのです。大人と同列に考えてはいけません。
それに加え「さらに塾、塾の宿題」となると、その疲労度は計り知れません。
このように、まだ体の小さな小学校低学年の子にとって「学校以外の場所で、さらに勉強する」と言うのは大きな負担となるので注意が必要です。
②遊ぶ時間が減る
放課後の時間に塾の予定を入れてしまうと、遊ぶ時間が減ります。
なぜなら、その時間こそが子供たちが自由に思いっきり遊べる時間だからです。
たとえば、塾が終わってから遊べばいいと思うかもしれませんが、塾が終わったら塾の宿題があります。
このように、放課後の時間に塾の予定を入れてしまうと、遊ぶ時間が大幅に減ってしまうのです。
そうは言っても「子供がゲームばかりやるくらいなら、塾に行かせた方が良いのでは……?」そう思うお母さんもいるでしょう。
その気持ち、よく分かります。
私も同じような疑問を抱き「子供の遊ぶ時間を確保しつつ、自宅学習でなんとか学習習慣をつけさせる方法は無いのかな?」と長年解決策を探してきました。
そこで……、私がたどり着いたのは「学習プリント」です。
テレビゲームと同じように、子供が食いつきそうなゲーム感覚の学習教材を用意できれば、子供は楽しく学習でき勉強の習慣が身につく。成績もきっとアップするはず。
私はこのように考えました。
その仮説を検証するために、私はゲーム感覚で学べる学習プリントを自分で作り、小学校で自分の受け持つ児童に配ってみました。
そしたら、30人いる児童の大半から「勉強するのが楽しい」「先生のプリントをもっとやりたい」といった声を頂きました。保護者からも、わざわざ電話で「あのプリント最高でした」「次回作楽しみにしています」とのお言葉をいただきました。
「これは可能性あるな」そう思った私は、次にもっと多くのデータを取るために、メルカリで学習プリントを販売してみました。
そしたら、なんと……。
今までの間に100件以上の注文があり、メルカリユーザーのお母さんから大好評を頂いたのです。
小学校低学年の子に学習習慣をつけさせ成績をアップさせるのに、選択肢は塾だけではありません。
ぜひ自宅での学習プリントを使った学習に、目を向けてみてください。
③宿題が増える
塾に子供を通わせると、宿題は絶対に増えます。
なぜなら、学校の宿題と塾の宿題、両方をやらなければならないからです。もちろん塾によって量は様々ですが、単純に考えて2倍です。
たとえば「たまたまその日の学校の宿題が多く、塾の宿題も多い!」なんていう日もあるかもしれません。
「そんなに宿題に追われるのは低学年にはちょっと大変なのではないかな?」と個人的には思います。
このように、宿題が増え、その日にやらなければならない事が多くなるのは一部の子にとっては大きなデメリットであると言えます。
まとめ:小学校低学年での入塾には問題点が多い
小学校低学年での入塾で悩むお母さんは非常に多いです。キャリア20年の元小学校教師の私でも、小学校低学年での入塾にはデメリットを感じます。
- ①疲れてしまう
- ②遊ぶ時間が減る
- ③宿題が増える
次回は小学校低学年から塾に通うことの失敗例について語ります。
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